習い事の人気ランキングなどでいつも上位のピアノ。
東大生にはピアノ経験者が多いというデータもあります。
ただ、ピアノを習わせてどんなメリットがあるのか疑問に思いませんか?
習わせるならどのくらいの費用・スペースが必要なのかも気になるところ。
この記事を読めば以下の疑問がわかります。
親が経験者でなくてもピアノはできるのか
何歳から始めたらいいのか
練習時間はどのくらいか
どんなピアノを購入すべきか
この記事を書く私の経歴は以下の通りです。
自身はピアノ歴0年
長女はピアノ4年目
次女も4歳でピアノ開始
こんな私がお勧めする習い事のトップ3に入るのがピアノです。
その理由について書いてみたいと思います。
ピアノの購入については先生(音大卒、ピアノ講師歴20年)に聞きました!
ピアノが習い事にお勧めな理由 メリット3選
全く興味がなかったのに、始めてみたらお勧め習い事トップ3に入ってしまったピアノ。
私が感じたお勧めの理由は以下の3つです。
努力が結果に繋がる経験をたくさん積める
ピアノは曲を練習して、できるようになったら次の曲へ進むというステップを踏んでいきます。
練習をしないと進めないけれど、練習さえすれば成功するという体験を、何度も何度も積み重ねていきます。
通う頻度や練習時間にもよりますが、娘は直近だと月に5~8曲仕上げているので、年間60~100回の成功体験が積めていることになります。
ここまで高頻度で成功体験を積めて、努力が結果に結びつく習い事は他にないと思います。
3歳頃から始められる
ある程度指示が理解できるようになる年齢は大体3~4歳くらいです。
長女は3歳からピアノ、水泳、体操、公文などを始めましたが
その頃に無理なく楽しめて成果も上げられる習い事はピアノか水泳かと思います。
遅く始めた方が進みは早いですが、音程やリズムの感覚を掴むのに早く始めるメリットもあります。
右脳と左脳を使う
左右の指で違う動きをするのはピアノならではです。
バイオリンを習っていた友人が「ピアノは左右違う動きをするからいいんだよ!ピアノにしておけば良かった」と言っているのを聞いてなるほどと思ったことがあります。
楽譜を先読みし、左手と右手に別々の指示を出して動かすのは今も大変そうですが、脳をフル活用している感覚があります。
ピアノを習う場合の注意点・デメリット
お勧めの習い事ではありますが、注意点がいくつかあります。
合う合わないが分かれる習い事
よく忍耐強い子や集中力がある子は向いているなどと言いますが
私はピアノを楽しめる子が向いていると思います。
どんなに進度が遅くても、どんなに練習が嫌いでも、曲を弾ける楽しさを感じることができれば続けることができます。
ピアニストを目指すのでなければ、進度や器用に弾けるかは問題ではないと思っています。
逆にどんなに器用に弾けたとしても、ピアノに楽しさを見いだせないのであれば無理に続ける習い事ではないと思います。
自宅で練習は必要 毎日数分でもいい!
ピアノを始めた当初、我が家は自宅で練習をほぼしませんでした。
先生も子どもに任せて良いという方針で、何をどのくらい練習させていいかわからなかったからです。
レッスンだけでは前週に習った内容を忘れてなかなか合格をもらえず、簡単な曲を合格するのに2ケ月かかったこともあります。
同じ曲を何度も直され娘も楽しくなさそうだったため、毎日2回だけ練習することから始め、少しずつ回数を増やしていきました。
すると毎週必ず合格するようになり、娘も楽しくなったようです。
たった数回、数分でも良いので、練習しないと伸びにくい習い事だと思います。
小1の長女は毎日5分練習しています。
30分やらせないと意味がない、音楽なら2時間はやらないといけない、などの声も聞きますが
我が家は子どもと嫌にならない時間を話し合い、この時間になりました。
長ければ良いというものでもないと思いますが、練習が必要になるのは確かです。
進め方に注意が必要
ピアノを習ってるご家庭と話をすると、ほぼ確実に喧嘩をしたエピソードがあります。
我が家もピアノの練習で何度喧嘩になったか数えきれません。
悩みに悩んだ末に、こちらの動画を拝見して衝撃を受けました。
子供のピアノ練習でパパママが絶対やってはいけないこと3選
- すぐに見本を弾いてみせる
- 譜読み、すぐに答えを言う
- どうして出来ないの?と言う
はい、全部完全網羅してました\(^o^)/
この動画では繰り返し「パパ、ママ、我慢です!」「寄り添ってあげてください」「褒めてあげてください」と言われます。
深く反省し、それからは娘の練習では以下の3つを自分の絶対条件としています。
- 口を出したくなっても我慢する
- どうしても気になる箇所は、どうしたらできるか一緒に考える
- いいところを少しでも発見して伝える
気を付けないと、誰しもが喧嘩になる確率が高いのがピアノの練習です。
注意して進めましょう!
ピアノに対する疑問
親が経験してないと始められない?
私はピアノ経験者でないと無理だと思い込んでいたタイプです。
ただ、ふと友人から
選択肢を勝手に狭めてはいけない
と言う言葉を聞きハッとしました。
我が家は親が未経験者ですので、始めて1年ほどで既に娘に指導できていません!
が、娘は順当に合格していってるので問題ないと思います。
逆に未経験者であるからこそ、我が子のピアノは全て素晴らしく、親にはできないこと(本心)と褒めてあげられるメリットもあると思います。
どんなピアノが必要?キーボードでは無理?
ピアノはピンキリで大きさも価格もたくさんの種類があり、絞り込むのは悩ましいところです。
先生(プロ)の見解
そこで先生(音大卒、ピアノ講師歴20年)にお勧めのピアノを聞いたところ、驚きの返答が返ってきました。
グランドピアノ以外は全部弾き心地違うのでドングリの背比べのようなものです!
私はピアニストなので、グランドピアノ以外弾かないようにしています。
そのくらい違いがあります。
なので、ピアニストを目指さないのであれば何でもいいです!
ズコーーーっとこけそうな、安心するような、拍子抜けする返答でした。
グランドピアノ以外大して変わらないので、スペースと予算に合わせてお好きなものをどうぞとのことでした。
素人(娘とピアノ頑張って4年目)の見解
私の経験をお話しさせていただきますと
ピアノを3年以上続けるつもりなら電子ピアノかアップライトピアノ
をお勧めします。
3歳からピアノを始めた長女は、キーボードをテーブルに置いて練習をしていて
3年間問題ありませんでした。
ところが小学生に上がり、両手の曲が増えてきてから家で完璧に弾ける曲が教室で弾けないことが多くなってきました。
弾けるはずの曲がなぜか弾けないのはかなりストレスのように見えました。
このタイミングで鍵盤が重めの電子ピアノに買い換え、キーボードのときほどの完成度の差はなくなったように思います。
一般的には
キーボード<電子ピアノ<アップライトピアノ
の順で、グランドピアノの感覚に近いようです。
ただ、プロからするとどれもグランドピアノとは全然違うので、それぞれの違いを理解して弾ければ問題ないとのことでした。
キーボードの勧め
電子ピアノ(ハンマーアクションタイプ)お勧め
ピアノ教室の選び方は?
ピアノ教室は大きく分けて大手と個人があります。
どちらも特徴がありますので、ご家庭に合ったところを選びましょう。
我が家は大手のピアノ教室の体験をした後、個人の教室に落ち着きました。
大手のピアノ教室
- 1人の先生が複数人の子どもを指導する、グループレッスンスタイルが多い
- カリキュラムも決まっており、先生の質も一定に保たれているので失敗が少ない
- 同年代の子どもと一緒にレッスンできるため、ライバル意識も生まれやすく、意欲的にレッスンができる
- 月謝が高め
個人経営のピアノ教室
- 一人の先生が一人の子どもを指導する
- 一人ひとりの苦手な部分や、習得スピードに合わせて丁寧な指導を受けられる
- 個人経営のピアノ教室は、先生によって雰囲気が違うので合う合わないがある
- 月謝が安い
正直ピアノは他の習い事よりも先生との相性が大きいと思います。
体験してみて決めましょう!
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